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inochi学生・未来フォーラム2019×mini WAKAZO Pavilion その③【尊厳死】

こんにちは!いずみです。

みなさんはお正月にお餅を食べましたか?

毎年お餅を喉につまらせて亡くなる方のニュースが流れますが、食卓くらいは幸せでありたいものです。

 

↓記事になっているのをみつけたので、興味のある方は是非~。

https://news.yahoo.co.jp/byline/nakayamayujiro/20171229-00079863/

 

 

 

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 今回は!!

2019年度のフォーラムのテーマが「私たちが減らす、心臓突然死。」だったこともあり、【心停止と尊厳死について書いていきたいと思います~!

 

 近年、救急現場における心肺蘇生を望まない患者に対し、色んな制策ができつつあります。

東京消防局庁によると、75歳以上の高齢者の救急搬送はここ10年で15万件も増え、2018年は80万件を超えるまでとなっています。

その中で、一つ課題となっているのが、心肺蘇生を望まない患者への対応です。

 

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 2017年からの統計により救急現場において、患者の家族や近親者によって心肺蘇生拒否が伝えられるケースは全国728カ所の消防本部の85%における616の消防本部で起きていることが分かりました。

また、その内、約5人に1人の救急隊員が実際に心肺停止を停止した事例を経験していると言います。

 

1分1秒を争う救急の現場において、心肺蘇生の継続・非継続を救急隊員に判断しろというのは無茶な話です。

しかし、実態の把握が中々難しいことや、蘇生停止が患者自身の意志であると証明するものの不足など様々な理由により、統一ルールが作りづらく、望まない救急搬送が行われてしまいます。

 

 

▮日本の終末期医療

 

わが国では人生の最終段階の医療に関して口頭で意思表示をしている人は約7割だが、リビングウイル(LW)として書面に記している人はわずか2~3%に過ぎず欧米と比較して一桁低い。そもそも日本人は自身の終末期医療に関して自己主張をあまりしない。本人と家族が一体となり、時には家族だけで意思決定をする文化である。また認知症や事故で本人の意思が不明な事態が急増している。日本は家族の権限が大きいので本人の意思だけでなく家族にも充分に気を配らなければいけない。ここに日本の終末期医療の最大の特徴と難しさがある。(日本医師会https://www.med.or.jp/doctor/rinri/i_rinri/c01.html

 

7割を超える人が終末期における延命治療を希望しないとアンケート調査などからは算出されますが、上記のとおり、実際に書面などで延命拒否の意志表示をしている人は僅かです。

こういった現状に対し、厚生労働省はもしものときのために、自身が望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する「人生会議」という新たな取り組みを提示しています。

 

繰り返し話すことで、その時々で変動しうる患者自身の意思がより明確化されること、看取られる側だけでなく、看取る側の気持ちも考慮されうることなど、様々なメリットが生まれます。

 

たくさん迷いながらでも最後まで周りの人と進んでいけることは素敵だなと。

みなさんも是非一度やってみてください。🌱

 

 

 

それでは!

次回のテーマは「生きがい」です。

お楽しみに~!!

 

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↓前回記事

wakazo-online.hatenablog.com