inochi学生未来フォーラム2019×mini WAKAZO Pavilion その②【あんらくし】
こんにちは!いずみです。
寒い。。。冬休みがあけて、今日から大学の授業スタートです。
久々にちゃんと外に出ました。笑
今日のブログは
『inochi Gakusei Mirai Forum2019×mini WAKAZO Pavilion』総集編の第2回目。
前回記事
今回扱うテーマは【死】。
その中でも安楽死について書いていきたいと思います~~!!
昨年度、NHKのドキュメンタリー番組の中で安楽死をするためスイスに渡航した日本人の女性の特集が行われ、その内容についてネット上では様々な意見が交わされることとなりました。
(NHKドキュメンタリー:https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586161/index.html)
安楽死を単に「自ら命を絶つ行為」だとし、嫌悪感を示す人がいますが、実際その内部はとても繊細につくられています。
死を望む人が誰でも死ぬことができるのではなく、
- 耐えられないほどの肉体的苦痛
- 死期が迫っていること
- その苦痛を取り除く治療方法が現在存在しないこと
- 患者自身の明確な意思表示
上の4つの条件を主に、各項目誰がどのようにして判断を下すのかが、国によってかなり細かく決められています。
こういった具体的な条件は、
・患者に対する安楽死ハラスメント(医療費や介護といった患者を支える近親者によるもの)を避ける
・様々な形で安楽死に助力する医師が無下に罪に問われる可能生が減少する
という点で効果的だと考えられます。
また、具体的な条件に加え、安楽死制度の導入に必要不可欠だと考えるのが、福祉の充実です。
近年、医学の進歩により、平均寿命が延びる一方で、単に長生きすることが本当に幸せといえるのか?という議論がおこるようになってきました。
実際に厚生労働省が出した資料によると、平均寿命と健康寿命の間には5~10年の差が存在します。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/chiiki-gyousei_03_02.pdf
医療の進歩によって、長く生きることがができるようになった一方で、苦しくても死ぬことができない人がいます。また、治療の長期化により治療費の高騰化が併発します。
安楽死は尊厳死の一種であるべきで、患者は外的要因の犠牲者となってはいけないと思います。
世界で初めて安楽死を合法化した国として有名なオランダを例に挙げてみると。
全ての納税者の治療費の無償化や、安楽死が合法化された同年に患者の権利法が施行されるなど、患者の権利保護がしっかりされており、整った制度だと感じます。
人生100年時代といわれる今の時代に、みなさんが死に対し投げかける価値観はどのようなものでしょうか。
安楽死が提示する「自分の死期を自らが決める」という選択肢は、変わりゆく私たちの“死への向き合い方”に大きな影響をもたらす考え方だと思います。
是非一度、考えて周りの人達とシェアしてみて下さい。
新たな発見があってきっと面白いとおもいます。🌱✨
では、このあたりで今回は締めようと思います!
次回の記事も死についてです~!
それではっ!
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★ご参考までに★
↓オランダの安楽死法
要請による生命終結及び自殺幇助(審査手続)法( The Termination of Life on Request and Assisted Suicide ( Review Procedures ) Act )
https://www.worldrtd.net/dutch-law-termination-life-request-and-assisted-suicide-complete-text