和楽器の力②
こんにちは!七海です。
前回取り上げた「和楽器の力」の投稿者である神薗さんに会いに行きました!
和楽器の力
by 神薗善規
私はトビタテ留学JAPANという国の制度によって尺八でオーストラリアに留学している大阪大学生です。ストリート演奏などを通していつも思うのですが,あざける偏見の目で見るのはいつも日本人です。実際に尺八は世界で40か国以上に西欧,米,豪,中国を中心に広まっていて演奏人口も徐々に増えているのにもかかわらず,日本だけ演奏人口が減っています。なんとも悲しい事実ですが,全体ではなくとも多くの日本人が自分たちの価値を失っていることにとても悲しさを覚える日々です。私の師匠はオーストラリア人ですが,正直この演奏家の技術に匹敵する方は日本でも数えるほどしかいないでしょう。どうにかこの事実を変える和楽器バンドをはじめとした温故知新の新しい音楽を作っていき,この万博からも日本の新しい伝統の形を広めていきたいものです。
いきなりですが、
ここでちょっと私の紹介を。
実は大阪万博誘致を目指して活動している私は大阪出身ではないんです。
和歌山生まれ和歌山育ちです。
なぜここで自己紹介?!ってなりますよねw
大阪万博誘致は大阪だけでなく
All JAPAN で動いているんですよ❗️
ってことを知ってもらいたくて☺️
さて、少し脱線しましたが
和歌山から電車を乗り継ぎ、ガタンゴトン...大阪での乗り換えで間違え、京都で寝過ごし、色々ありましたが、ちゃんと辿り着きました!!
京都ー🎶
全国学生邦楽フェスティバル1日目8/5㈯の前夜祭にお邪魔させていただきました。
おおー!若い人がいっぱい!
邦楽といえば、おじいちゃんおばあちゃんがゆったり演奏しているのをイメージする方も多いかと思います。
そんなイメージとは正反対で、
ここには邦楽を心から楽しんでいる若者が集っていました。
ここにいる若者が繰り出すのは
まさに温故知新のカッコイイ演奏でした!
演奏会が終わったあと、神薗さんがインタビューに答えてくださいました。
Q1.
なぜ日本の尺八奏者が減っているのか。
A1.
社中制度があるため、初心者が取っ付き難い。明治維新によって海外から新しい音楽が入ってきて、邦楽は衰退したのに社中制度はそのまま残った。
Q2.
なぜ海外で増えているのか。
A2.
YouTubeなどを見て純粋に尺八の音に魅せられて始める人が多い。日本では社中のマイナス面が懸念されるが、海外だと社中がないから純粋に音に惚れた人がそのままのめり込む。この環境の違いが演奏人口の変化に違いを生んでいる。
Q3.
オーストラリアに留学していたそうですが、オーストラリア人の尺八への反応はどうでしたか?
A3.
とても良い。オーストラリアは国が出来たのが比較的新しく、歴史が浅いため伝統文化への憧れがある。
Q4.
日本で邦楽演奏者を増やすには?
A4.
義務教育の音楽の授業で取り入れる。
リコーダーを尺八に、ピアニカをお箏に変える。
インタビューは以上です。
なるほど。そう言われてみると、逆になぜ日本で音楽の時間に日本の伝統楽器を体験しないのか不思議になります。
現在、邦楽について語れる人がどれくらいいるでしょうか。あまり多くはないと思います。日本人なのに日本の伝統音楽について語れないのはちょっと残念ですよね。
2025年の大阪万博では、海外からたくさんの方が来日するでしょう。
義務教育でしっかり邦楽を教えることで、
みんなが海外からきた観光客に邦楽の良さを伝えることができればいいなと思います。
最後に
突然行ったにも関わらず暖かく迎えてくれ、たくさんお話を聞かせてくださった全国学生邦楽フェスティバルの皆さん、
ありがとうございました。
1つの投稿からこんなに大きな出会いが生まれるなんて、WAKAZO.ONLINEの新たな可能性は無限大です✨
こうやって、8年後の大阪万博に向け
若者がつながっていくんだなぁと実感しました。
あなたも一緒につながりませんか?
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