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ヤンキー×お年寄り?


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どうもこんにちは、シャンクスです。

 

早速投稿の紹介に移りましょう。
今回はかなり具体的な提案です。

 

ヤンキーとお年寄りのコラボ

by Nami Arita 

現在中学校では、生徒指導やカウンセリングが必要な生徒達に対して、臨床心理士が月に1、2度カウンセリングを行なっているが、その代わりに地域のお年寄りが中学生の相談の応じ、又は話を聞く機会を曜日に限らず毎日のように設ける。逆にヤンキーや問題を抱える生徒達がお年寄りの話を聞いて、お互いに悩みや話題を共有する。そして延長線上として、週末は一緒に映画や食事に行ったり、と健康的なデートの機会があれば尚良い。

 

https://wakazo-online.com/posts/detail/380/
↑実際の投稿はこちら 

 

ここには
「ヤンキー」
「お年寄り」
臨床心理士
の3つのプレイヤーがいます。

 

(※ちなみに細かく定義を確認するとスクールカウンセラーには臨床心理士のみならず、精神科医、大学教員もなれるようです。)

 

以下では「ヤンキー」を相談事を抱えた中学校の生徒、「お年寄り」をその中学校の付近に住む65歳以上の高齢者として考えます。


ヤンキーとお年寄りの相談内容にはそれぞれ
①プロの介入が必要な深刻な問題と、
②そこまで重大ではないけれども、相談に乗ってほしい悩み
の二つがあるように思います。

 

①であれば専門家の手を借りた方がいいのでしょう。
素人がカウンセリングまがいなことをするのは問題も起こりやすいです(例を挙げると「転移」というものがあります。心理学の概念ですが、この概念を知らずにはカウンセリングごっこはすべきではないでしょう)。

 

ですが、ヤンキー、お年寄りがともに抱いている相談事が②の範囲にあれば、互いに話すことでうまくいくこともありそうです。

 

 

ですがそもそも①と②の分類は可能なのか、可能であれば誰が行うのか、どのタイミングで分かるのか、等問題もあるように思います。

 

またスクールカウンセラーのポストの問題もあります。スクールカウンセラーはお金をもらっているので、それに地域の「お年寄り」をとって代わらせるのは反対も多いことでしょう。

 

 

 

さて、以上を踏まえて、私は、窓口を二つ設けることを提案します。


スクールカウンセラーの窓口と、お年寄りの窓口です。後者はカウンセリングという枠組みから外して、休み時間、放課後の雑談部屋というような形にします。

 

カウンセラーには給料が発生しますが、お年寄りには給料が発生しません。中学校の構内でやるのであれば、空いている教室は確保できそうです。

 

ヤンキー側はどちらに向かうかを自分で判断するでしょう。その後、もう一方の方が向いていると分かれば、そちらに行くなりすればいいです。

 


『嫌われる勇気』というベストセラーがあります。私の好きな本でもありますが、これによると、アドラー心理学的には人は貢献感を得ているときに幸せを感じるそうです。
お年寄りがヤンキーと話すことで、あるいは逆にヤンキーがお年寄りと話すことで、互いに貢献している感覚を得ることができたら素敵なことですよね。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え