WAKABLOオープン!
みなさま、初めまして。
WAKAZO.ONLINE、アイデアピッカーのシャンクスです。
この記事では、以下のように話を進めていこうと思います。
①このブログに関して
②WAKAZO.ONLINEで上がった面白いアイデアを挙げる
①このブログに関して
今回が初めまして、ですのでこのブログの概要を説明したいと思います。
このブログでは、数人いるアイデアピッカーと呼ばれる私たちが週替わりで面白いと感じたアイデアを取り上げて、そのアイデアをより深めていこうと思っています。
さて、その「アイデアピッカー」とは何なのか。
説明いたします。
「アイデアピッカー」とは、「WAKAZO.ONLINEに投稿されたアイデアをチェックし、承認する人たち」です。
私たちは常に倫理面、道徳面を考慮しながら、すべてのアイデアにしっかり目を通し、吟味しています。
WAKAZO.ONLINEには日々様々なアイデアが投稿されていますが、利用者の方々はすべてのアイデアに目を通す時間がなかなかないというもの。
私たちアイデアピッカーはすべての投稿を見ていますが、内容や着眼点はとても面白いのにそれほど評価されていないアイデア、すなわちダイヤの原石が磨かれずにいるのを見るのが心苦しく思っていました。そこで、こうしてブログという形でそれに輝きを与えられたらな、と考えているわけであります。
では、アイデアをどのように深めてゆくのか。
前述のとおり、「磨く」というだけあるので、単にアイデアを膨らませて終わり!という形にはしたくないと思っています。
もしこのアイデアを実際に応用したらどのようになるのか、といった実現可能性(=feasilibility)や、
アイデアでは「○○は△△すれば××になる」と書かれているが、それを裏付ける根拠(=evidence)があるのか、といったことも述べていきます。
また、執筆を担当するピッカーは回ごとに異なるので、各々の得意分野や関心の深い分野の違いも一つの味として、楽しんでいただけたらと思います。
ダイヤの有名な磨き方にブリリアントカット、というものがあるのをご存知の方は多いかもしれません。
あの磨き方だと58個の面が生まれるそうです。さすがに58人態勢でアイデアピックをするわけにはゆきませんが、アイデアピッカーの切り口、視点の数だけ、アイデアの放つ光も味わいのあるものになるのでは、と思っております。
文字通り、ダイヤの原石を精錬し、磨き上げていく所存であります。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
ブログ投稿時には、FacebookやTwitterでも更新をお知らせしますので、是非ともこちらもフォローをお願いいたします。
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②WAKAZO.ONLINEで上がった面白いアイデアを挙げる
さて、本題です。
早速今回からアイデアに関して話を深めていこうと思います。
先日、6月12日(月)に大阪大学構内で、WAKAZO.ONLINEの運営メンバーを含めた7人ほどでミーティングをしました。
(アイデアの吟味を目的としたミーティングは今回が初です。今後も続けていこうと思っています。)
この日はNHK「かんさい熱視線」さんが取材に来てくださいました。
慣れないカメラやマイクのせいか、ミーティング参加者に少し緊張の色が見えたものの、初回とは思えないほど盛り上がりました。
盛り上がりのあまり、いくつかのアイデアについて話す予定が一つのアイデアに関する議論のみで終わってしまったのはうれしい悲鳴でありました。
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世界一ランダムでサプライズな繋がり
by WAKAZO公式
年齢・性別・国籍・宗教、全ての人と人を区切る壁を超えたコミュニケーションをランダムに発生させる、そんなパビリオン。 パビリオンを訪れた方がブース内に立つと世界各国に設置された別のブースからその場所にたまたま来ていた方の姿が映し出される。言葉を発してもいいし、身振り手振りでも、見つめ合うだけでもいい。万博に訪れたことで一つの素敵な出会いを持ち帰ってほしい、多様性に想いを馳せてほしい、そんな願いを叶える、かもしれない。
http://wakazo-online.com/posts/detail/45/
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今回は初回ということもあったので、場の雰囲気を明るくするためにも、アイデアの瑕疵を見つけて洗練させるというよりは、ここからアイデアを膨らませていこうという考えで議論を始めました。
以後の記事では、実現可能性やソースの検証といったことも視野に含めますが、今回は議論の流れ、プロセスをこちらでお見せしたいと思っております。
まず私たちは「ランダム」「サプライズ」「繋がり」という3つのキーワードで、思いつくアイデアをブレーンストーミングの形で出していきました。
それらを系統立てていきますと、このように分けられました。
「ランダム」では抽象度の高い「コンセプト」と「具体的なもの」に。
「サプライズ」ではどのようなときにサプライズが生ずるかという「機会」と具体的にどうやってサプライズを起こすかという「企画」に。
「繋がり」では「オンライン」寄りのものから「オフライン」寄りのものへ、という分類をしました。
もちろんこの分け方は恣意的なものですし、分類から零れ出るものがあることは承知しておりますが、理解を深めるためにこのような分け方をしています。
そして、この分類をもとに、特に小さな枠は設けずにフリーな形で議論を進めました。
そこで出てきた意見は以下のようなものです。
・「サプライズ」を求めてある場所に入るときは、それはそもそも「サプライズ」ではないのではないか。なら、その建物内では電波をシャットアウトしたり、入らないとわからない仕掛けを作って、そもそもサプライズの存在を周知させないようにしてみよう。
・一つのパビリオンに全員が行くことは考えづらいが、トイレならほぼ全員が使うんじゃない?トイレでの「繋がり」って「ランダム」感あるよね。
・日本で開催される万博に来るのは基本的に日本人(愛知万博がそうだったらしい)。なら海外の人を日本に呼ぶのか、海外にいながらもかかわれるコンテンツを用意するのか。
・「万博」という「場所」にとらわれ過ぎではないのか。ハコモノに限らずVR、AR、ホログラムといった技術も発達しつつある。オンラインで遠隔地からの参加もよい。
・Deepな文化を持ったマイノリティーの人たちにももっと目を向けたい。例えば「ミナミのスケーター」。
・ホームレスの方々のようなマイノリティーもそうだ。
・「会う」ことは必ずしも「繋がり」ではないよね。その人を知る必要がある。
・それには「量的なもの」と「質的なもの」があるんじゃない?
・「どういう人に会いたい」を提示しておくと、その人が近くにいたときにわかるような仕掛け(マッチングアプリとの関連)。
・でもそれは会いたい人、すなわち所謂「いい人」にしか目を向けられていないんじゃないか。
・ということは私たちは日々人に「ラベリング」をしているよね。
・「繋がり」の障壁の一つは「ラベリング」かも。
etc...
議論のは大枠しか与えていないので、このように多種多様な意見が出ました。かなり具体性の高いものもあります。
ここで出たのは、「サプライズ」をするには予期できない「サプライズ」をしたらどうか、ということであり、「ランダム」な場所として公共性の高いものを利用するのはどうか、ということであり、「つながり」はもっと広く捉えられるのではないか、ということです。
これらの考えはすべて、一つの投稿されたアイデアをもとに生まれてきたものです。
すべての発言ここに紹介することはできませんでしたが、議論の闊達なさまはお分かりいただけたかと思います。
ここで出たアイデアも、さらに洗練することができるはずですし、今後も一アイデアピッカーとして、一つひとつのアイデアの吟味、アイデアの発掘にあたりたいと考えております。
さて、ここまでお読みいただきありがとうございました。
以上のように書き進めてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
これからもアイデアピッカー一同精魂込めてアイデアをピックし、ブログを書いていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
以上、第一回WAKAZOブログを担当いたしました、シャンクスでした。
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